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ここ最近、ルワンダを訪れる他国の隊員と食事する機会がたびたびある。 (といっても、ルワンダを訪れることができるのは、ウガンダだけなんですが・・・) みんな、口をそろえて言うのが、「街がきれい」。 僕も、初めてルワンダに来た時の印象はそれだった。 空港から、キガリ市中心街に向か道中は、とても途上国だとは思えない。 ところが、そんなルワンダにも物乞いが少なからずはいる。 片手のない少年、両足のないおじいちゃん、なんて形容したらいいのか、日本では見ることがないような人、目をそらしたくなるような人まで・・・ 中には、健常者だっている。。。 彼らは、バス停や人が多く通る道などで、人にお金をせがんでいる。 そんな物乞いにお金をあげる是非について考えてみた。 このテーマは、国際開発の分野に携わっている人なら、誰しも一度は、考えたことがあることだと思う。 是とする人の意見としては、 「今日一日を生きることが精いっぱいの物乞いに、1ドルあげることがそんなに悪いことですか??」 という。 非とする人の意見としては、 「何もしていない人に、ただでお金をあげることは、その人にとっても良くないし、周りの人にとってもよくない」 という。 両者とも正しいと思う。 ただし、もし、どちらかひとつに絞れと言われれば、僕は非に一票いれたい。 僕が青年海外協力隊という立場で途上国に来ていることを前提とする。 まず、援助方法には2種類あって、「あげる援助」と「あげない援助」がある。 「あげる援助」というのは、食糧や、医療や、お金などをあげる援助のこと。 今まさにソマリアで大飢饉が続いており、国連は大量の資金と食糧を投入した。 日本においても、東日本大震災の際は、東北地方に援助物資を送ったりもした。 この援助方法にいちゃもんをつける人はいないと思う。 次に「あげない援助」について。 これが僕たち協力隊の援助方法である。 お金やものをあげるのではなく、彼らの自立を促すような援助、協力することが私たちの最大の使命である。 つまり、協力隊員が派遣されている国や地域というのは、「あげる援助」を必要としていない国、地域ということになる。 青年海外協力隊はODA事業の一つであることも考慮すると、ルワンダで見かける物乞いに100frwあげることは、協力隊の立場を考えれば、正しい行為ではない、と個人的には思う。 この意見には、賛否両論あって然りだし、否定するつもりもない。 それと同時に、このような考え方をする人もいるんだなあと、感じてもらえればと思う。
by rwandaful
| 2011-08-02 05:20
| ルワンダ
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