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僕がルワンダを選んだ理由の一つは、フランス語が学びたかったからである。 余談だが、なぜフランス語かと言うと、 ① 帰国後に国際協力の分野に関わるとすると、アフリカの需要は大きい。 アフリカで話される言語は英語とフランス語がほとんど(無数の現地語が存在するが、仕事をするうえでは英語かフランス語である)。 よって、英語の次の外国語としてフランス語を選んだ。 また、フランス語は国連の公用語のひとつでもある。 ② 帰国後に国際協力の分野に関わらないとしても、民間企業は今後アフリカに力を入れていくことが予想されている。その場合、アフリカの経験は優遇されるだろうし、せっかくアフリカに行くのなら、アフリカの経験だけではなく、フランス語も話せた方が門戸は広い。 このような理由から、フランス語が学びたくルワンダを選んだ。 が、ここルワンダに来てみて、最も残念なことはルワンダ人のフランス語レベルの低さである。 まず、フランス語がそれとなく、コミュニケーションに困らない程度に話せる人は半分以下である。 流暢に話せる人はその中の20%くらいじゃないかな。。。 2008年からルワンダの公立学校ではフランス語を教えなくなった。 (ルワンダとフランスの国交が悪化したため。しかし、先日カガメ大統領が公式には初めてフランスを訪問し国交が回復した。この話は、後日詳しく述べるので省略。) そのせいかどうかは分からないが、レストランや銀行やホテルでも英語で話しかけられる。 英語が話せれば、キガリ(ルワンダの首都)での生活に支障はない。 もちろん、現地語(キニアルワンダ語)しか話せない人が過半数はいるので、特に地方では、英語もフランス語も通じないことは少なくない。 実は、それが、ルワンダ人のフランス語レベルが低い要因だと考えられている。 ルワンダには現地語が一つしかない。 ところが、アフリカでフランス語を話す国(フランコフォン)には、たくさんのの現地語が存在する。 例えば、コンゴ共和国(フランコフォン)なんて、200以上の現地語が存在する。 すると、同じ国民なのに、言語が異なるため、コミュニケーションが取れないという問題が発生する。 それを解決する唯一の方法は、共通な言葉を使うことである。 もともと、コンゴ共和国はベルギー領だったため、フランス語を話せるコンゴ人は多い。なので、ベルギーから独立した後も、コンゴ内の共通語としてフランス語が使われている。 では、ルワンダはどうかと言うと、ルワンダもベルギー領であった。 が、ルワンダ人全員キニアルワンダ語を話す。 キニアルワンダ語さえ話せれば、ルワンダ中、誰とでもコミュニケーションをとれる。 (日本における日本語のようなものである。日本だって日本語さえ話せれば不自由ない。) しかし、2008年以前は、小学校一年生からフランス語を学んでいるが、私生活でフランス語を使う機会がほとんどないことからもフランス語が発達しない。 また、今でこそ小学校に関しては90%前後の就学率だが、1994年以前(ジェノサイド以前)の就学率は10%以下とも言われている。 つまり、フランコフォンなのに、フランス語を学んだことがない人が90%以上もいると言うことになる。 このような理由から、ルワンダ人のフランス語レベルが低いと考察される。 ルワンダと言う国は、ここには書ききれないほどいいところがたくさんあるし、大好きである。第二の故郷になることは間違いない。 ただし、アフリカでフランス語を学びたいと思っている人には物足りないと思う。
by rwandaful
| 2011-10-12 05:57
| ルワンダ
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