カテゴリ
以前の記事
2013年 05月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 フォロー中のブログ
最新のトラックバック
検索
タグ
その他のジャンル
最新の記事
LINK
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
「知らない方が幸せ」 よくテレビや雑誌で目にするフレーズ。 「浮気しても私にはわからないようにしてね!」 これは、その典型な気もする。 僕も最近、「知らない方が幸せ」を感じることがある。 ルワンダに来て、半年以上が過ぎた。 始めの半年は、ルワンダの生活に慣れること、言葉に慣れることに必死で、コーペラティブを訪問したり、地域住民とコミュニケーションをとることで、活動した気でいた。 しかし、半年を過ぎた今、ルワンダの生活にも慣れ、日常会話程度ならコミュニケーションに困ることも少なくなった。 すると、コーペラティブの訪問だけでは、何も新しい発見はなく、刺激もなく、もはや活動とは呼べない。 そろそろ、真剣に一つのこと(もしくは複数)に腰を据えて、活動しなければと感じ始めている。 そんな中、他国の同期の活動が気になり、彼らのブログをチェックすると、みんな、めちゃめちゃ活動しているように僕には見える。 もしかしたら、僕と同じように悩みながら活動しているのかもしれないけど、違う国で、違うことをしていると、それが、「すごい」ことに見える。 相対的に、自分は何もしていないんだと感じてしまう。 「協力隊は100人いれば100通りの活動があるんだから、他人と比較しないこと」、というのは、ルワンダに来る前に散々言われたこと。 頭では分かっていてもそれは無理。 人の活動を参考に、自分の活動に役立てれる時もあれば、それが逆に自分を蔑んでしまうこともある。 今の僕の精神状態では、人の活動を自分の活動に結び付けることは難しい。 もう少し、自分の活動が見えてくれば、人の活動を自分の活動に役立てることができると思うが。 今の僕にとっては、同期の順調すぎる活動は「知らなくてもいいこと」になってしまっている。 ここから学ぶこととして、自分の些細な行動がルワンダ人に対して、妬みの対象にさせていないかということ。 僕は、仕事をするうえで、ノートパソコン、デジカメ、電子辞書は欠かせない。 それらを事務所で使っていると、同僚や訪問者が物珍しく寄ってくる。 特に電子辞書も持っている人は、僕の周りには皆無で、とても興味を示す。 「くれ」と言われることも少なくない。 彼らの心境を考えると、もしかしたら、 「自分はトオルよりダメな人間だ」 と、思っている人もいるかもしれない。 物をたくさん持っていることが、偉い人という考え方がこの国にはある。 (途上国では、どこも同じかもしれない) そういうところから、僕は、できるだけルワンダ人と同じものを持ち、同じものを食べ、同じ生活をしたいと考えている。 僕たちは情報の取捨選択ができる。 欲しい情報は簡単得ることができるし、欲しくないものは簡単に遮断することだってできる。 でも、彼らには情報を選べない。 外国人が勝手に彼らの敷地に入り込み、荒らし、彼らには見せなくてもいいものを見せ、知らせなくてもいいことを知らせる。 それが、妬み、辛みの対象となり、最終的には、戦争、紛争、内戦、虐殺の原因になったりもする。 そこまで考えるのは大げさかもしれないけど、少なくとも、僕がルワンダに来たことによって、彼らに貧富の差を感じさせるようなことはできるだけしたくないし、しないように心がけたい。 これは、僕のデスクです。 オフィスの入り口から撮影しました。 日本人からすれば、普通すぎる光景ですが、ルワンダ人からすれば、僕の使っているパソコンと電子辞書が普通な光景ではなく、彼らの妬みの対象となっています。
by rwandaful
| 2011-07-21 15:23
| ルワンダ
|
ファン申請 |
||